ボブ・サップの現在

公開日: : 男性スポーツ選手

インパクトのある風貌と圧倒的な怪力で観客を魅了し、テレビ界にも進出し多くの視聴者にも強い印象を残された格闘家のボブ・サップさん。最近テレビで見かけませんが、いったいどうされているのでしょうか。
ボブ・サップさんの現在を調べてみました。

ボブ・サップ

ボブ・サップさんは1973年9月22日、アメリカ合衆国コロラド州コロラドスプリングスご出身です。
少年時代より様々なスポーツに取り組み、高校時代は既に体重が115kgという大柄だったそうです。
ワシントン大学にアメリカンフットボールの奨学生として入学、カレッジフットボールではオフェンスのラインとして活躍されます。
1997年には、NFLの『シカゴ・ベアーズ』にドラフト3巡(全体69位)指名され入団するも、シーズン開幕前に『ベアーズ』から解雇されます。その後も度重なる故障に見舞われつつも、幾つもの団体に所属されます。しかし2000年に両足のアキレス腱を痛め、以前の実力を取り戻す事が不可能となり、現役を引かれます。

ボブ・サップ

間もなくプロレスラーへ転向、アメリカのプロレス団体『WCW』入団し、団体の養成所『パワープラント』に一時期所属するも『WCW』が倒産、数試合の前座のみ出た後、暫くは病院の遺体搬出の仕事で収入を得ていたそうです。
2002年、同じく元『WCW』選手で友人のサム・グレコ氏の紹介によりK-1にスカウトされ、格闘家として「PRIDE」や「K-1」に参戦されます。自身のフットボールの経験を生かした肉弾戦と、自らを“ビースト”と呼び、やがて『ビースト』や『野獣』等のキャッチコピーを手に入れます。
同年4月には「PRIDE.20」で日本デビューし、山本憲尚(現山本宜久)選手を1R2分44秒で下し、続く6月の「PRIDE.21」で田村潔司選手と対戦し、開始11秒でTKO勝利をされます。
彼の剛腕ぶりとそのインパクトのある風貌は、格闘技ファンのみならず一般の方々にも知れ渡るようになります。多くのテレビ番組への出演、更にはバラエティー番組「力あわせてゴーゴゴー!!」(2002~2003年・フジテレビ)の企画でシングル「SAPP Time!」を2003年3月にリリースし、最高28位を記録します。2003年の大晦日に放送の「K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!」では曙太郎選手と対戦し、1R2分58秒でKO勝ちをされます。その場面の瞬間最高視聴率が同時間帯に放送されていた「NHK紅白歌合戦」の視聴率を上回り、大きな話題となりました。

ボブ・サップ

【ボブ・サップさんの現在】

以降も格闘家としての躍進は続くも、徐々に暗雲が見え始めます。
2007年2月開催の『Cage Rage 20』のリングにて、4月の『Cage Rage 21』への参戦を表明するも、開催直前で出場がキャンセルされ、6月には「契約違反」として民事裁判で提訴されます(後に「K-1」と和解します)。
同6月には『K-1 WORLD GP 2007 IN AMSTERDAM』にてピーター・アーツ選手と対戦するも、開始早々でみぞおちへ左膝蹴りを受けダウンし、僅か26秒でKO負けをします。すると観客から大ブーイングと共に、リングに向かって物が投げ入れられました。
数ヶ月後の10月、プロレス興行団体『ハッスル』の会場へ久々に姿を現し、翌11月にも『ハッスルマニア2007』にも出場し、お笑い芸人の(レイザーラモン)HG選手に勝利します。更に同年の大晦日に開催の『K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!』で、タレントのボビー・オロゴン選手と対戦しマウントパンチでKO勝ちをされました。
近年は、2010年に格闘家としての第一線を退き、韓国でのトークショーの司会や、2011年8月には東日本大震災のチャリティーオークション参加や避難所への訪問もされています。
それでも2013年1月に「新日本プロレス」の矢野通氏からラブコールにより、「新日本プロレス」のユニット『CHAOS』のサポートメンバーとして、久々にプロレスへ参戦されます。

その後も著書「野獣の怒り」(2013年・双葉社)を発表する等、精力的な活動をされますが、またも彼に障壁が立ちはだかります。
2017年12月21日発売の週刊誌「週刊文春」(文藝春秋)にて、2011年春~2017年1月にかけて、内縁の妻へ暴行を加え続けていたと報道されます。報道によると、“相手の女性は鼓膜破裂・肋骨骨折・鼻骨骨折といった重傷を負い、日本帰国後も7000通のメールが女性の元へ送られた”との事です。このトラブルの背景には、彼が鎮痛剤・筋肉増強剤・興奮剤等の数々の薬物使用が影響していたとも言われ、暴行を加えられたという女性の写真も掲載されました。
ただこの“DV報道”に対して、当の本人であるボブ・サップさんは相手の女性との民事裁判で“フェイクニュースに翻弄され、莫大な損害を被った。自分に向けられた疑惑を明らかにすべく、『地裁』という名のリングに来た。日本のファンに伝えたい、誓ってDVはしていない。元恋人とは、アメリカでも裁判にもなってはいるものの、警察にもDVが無かったと認定された。”と言及されました。
アメリカではボブ・サップさん側の主張が認められた様ですが、「週刊文春」は断固交戦していて“DV報道”については現在も裁判中で結論が出ていない様です。

ボブ・サップ

ボブ・サップ

その後ボブ・サップさんは、
動画配信チャンネル『AbemaTV』で2017年末に放送の特番「朝青龍を押し出したら1000万円」、翌2018年には格闘技イベント「RIZIN」、昨年2019年にはお笑いコンビ『おぎやはぎ』さんとの共演CM『データマーケティングプラットフォーム「b→dash(ビーダッシュ)」』に出演、と活動を続けられます。
そしてボブ・サップさんの口から何と、“リング復帰”の言葉も言及されます。
2019年6月、東京・丸の内での日本外国特派員協会での記者会見で“詳しい事は言えない”としながら、曙選手との対戦に匹敵する様な対戦企画が進んでいる事を明らかにされました。
会場からは、“また格闘家としての姿を見たい”という声が上がったのに対し、“近い将来に大きな企画があり、明らかに私にとって最後のものになると思う。”と明かされました。

ボブ・サップ

ボブ・サップ

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